平良海馬投手は、起用法への不満から契約交渉を保留しました。
「2019年のオフから、先発をやりたいと言っていて、(チーム事情で)やらせられないと3年間が過ぎた。さすがに4年目は中継ぎはやれない。(先発の気持ちが)募って今、大爆発」との事です。
球団はどうしますかね。
保留の原因もこうやって報じられてしまいましたし、先発転向を認めれば今後起用に不満のある選手が保留すれば認められるんだと思い、次々に直訴する可能性もあります。
ただ、2019年の時とは平良投手の立場も変わりました。今やリーグを代表する投手であり、チームの軸の1人です。当時のように駄目というだけでは、もう抑えられないクラスの選手です。
戦力的に見れば、先日スミス投手の退団もありましたし、平良投手が先発転向となれば後ろが不安になります。勝ちパを任せられるレベルの新外国人補強が必須です。
現代野球では、強いチームは中継ぎも整備されています。ライオンズも今季ディフェンシブな戦いで上位に進出出来たのは、水上、平良、増田投手の勝ちパが前半戦良かった所もあります。
増田投手の衰えもあり、スミス投手も退団した状況で平良投手も中継ぎから抜けるとなると、不安が募ります。
ライオンズファン的には、「俺たち」と呼ばれた不安定な中継ぎ陣を経験してますので、他球団ファンよりも不安というかトラウマがあります。
しかし、
個人的には、平良投手の先発転向は良いと思います。
以前も先発希望をし、2020年シーズンのオープン戦で試しましたが、結果を出せずに中継ぎに戻りました。あれからキャリアも積みましたし、ここまで我慢させましたし挑戦はさせてあげたいです。
肘や肩に負担も大きい中継ぎ投手を何年もやるのは難しいです。平良投手もここ2年怪我で離脱をしています。ライオンズに久しぶりに現れた怪物クラスの能力を持っている投手ですし、潰したくもありません。
それに、平良投手のポテンシャルの高さから、上手く行けば山本由伸投手のような絶対的なエースになれる可能性も秘めています。
嵌まれば大きなリターンも得られます。
ただ、先発をやるならイニングを投げられることが大前提です。
回を追うごとにパフォーマンスが下がるようなら、中継ぎ再転向です。今季も先発希望のスミス投手をスタミナ不足から中継ぎに転向させましたし、平良投手もそれなら納得すると思います。
平良投手が先発となれば、駒は揃っている先発投手がさらに充実します。もしかすると、押し出される形で佐藤投手が中継ぎになるかも知れません。
中継ぎに不安は残りますが、増田、水上、森脇、本田、新外国人投手が勝ちパを競えるようになれば、盤石とは言えませんがやれないことはないです。ただ、新外国人投手次第です。
球団も平良投手の気持ちをどこまで察知してましたかね。
2024年シーズンからの先発転向を提案したとの事ですので、察知しておらず来季の編成に狂いが出る可能性があります。
ここまで不満を溜め込んでいたので、察知し早めに対応をしてもらいたかったです。
まずは首脳陣も含めて、来季のチーム編成を再検討し中継ぎ投手の補強もしてもらいたいです。
Source: 埼玉には何もない。
【西武】平良海馬、先発転向待ったなし!