今季台湾でプレイしていた牧田和久投手が引退を決断しました。
ライオンズ時代は、新人王を獲得するなど、ルーキーの時から在籍7年間で、先発に中継ぎに抑えにフル回転で活躍してくれました。
アンダースローという特殊な投げ方もあって、日本代表の守護神まで任される投手へと成長しました。
ただ、33歳でポスティングでメジャーに移籍してからは満足な結果を出せず、さらに日本復帰の際はライオンズもオファーしましたが断られ、楽天へ入団した事で、ライオンズファンも離れて行きました。
楽天には現役時代から親交の深い石井GMがおり、高額なオファーと共について行った形となりましたが、たった2年で切られてしまいました。
ライオンズとしては、牧田投手在籍時は年俸を抑え気味ではありましたが、その分、大した移籍金にならないのにポスティングでメジャーに送り出しました。
今季のライオンズは投手不足にも関わらず、牧田投手獲得に向かわなかったのは、恩を仇で返す的な感情を持たれてしまったのかも知れません。
所属先の決まらなかった牧田投手は、今季はシーズン途中から台湾でプレイしましたが、結果を残せず引退となりました。
牧田和久投手からのコメントです。
日本復帰の際は、ライオンズは断られてしまいましたが、引退のコメントに石井GMではなく、渡辺GM、小野元コーチの名前を出す辺りは、振り返った際にやはりライオンズが牧田投手の中では大きかったのだと思います。
ここまで感謝してるなら、目先のお金で楽天を選ぶのではなく、ライオンズを選んでいればとも思ってしまいますが、先のことは誰も分かりませんし、まだまだやれると自信もあったのだと思います。
ただ結果として、ライオンズに戻っていたとしても年齢的には引退となりそうですが、もう少し良い終わり方が出来たのではないかと思います。
色々な感情はありますが、ライオンズが勝てなかった時代に頑張ってくれた投手ですし、長い間お疲れさまでした。
Source: 埼玉には何もない。
牧田和久投手引退に。