今季は勝ちパ入りしたい、2019年ドラフト1位の宮川投手です。
投球時に力まないことを意識している #宮川哲 投手。
「コース両サイドに投げ分けることができた」と順調に調整を重ねています!#埼玉西武ライオンズ #seibulions #南郷春季キャンプ pic.twitter.com/K2fhXemGFL— 埼玉西武ライオンズ (@lions_official) February 21, 2023
勝ちパが決まっていない今季は、宮川投手にとっても勝負の年です。
FA補強がないライオンズではドラフトがメインの補強の場となっています。ドラフトで成功しなければチーム強化には繋がらないシビアな状況です。
特に、多くの候補者の中から真っ先に指名するドラフト1位は主力になってもらわなければなりません。
今季は平良投手の先発転向により、勝ちパの構築が必要な状況ですので、ドラフト1位で入団した宮川投手には、是が非でもそこに入ってもらいたいです。
単にドラフト1位だからという訳ではなく、持っている力を発揮出来れば十分勝ちパを担える投手です。
2020年は9.07、2021年は10.95、2022年は8.14と、ルーキーイヤーから高い奪三振能力を持っています。
速いストレートは力もありますし、武器であるパワーカーブは空振りもカウントも取れます。ここにフォーク、カットと機能すれば中軸相手でも抑えられるだけの力はあります。
失点をしないために最も効果的なのは三振を取ることですので、高い奪三振能力を今季こそは活かしたいです。
ただ、ご存知のように制球難が信用度を落としています。
ハマればパワーピッチで抑えられますが、駄目な日は四球、暴投を連発します。
安定感に欠けるため、投げてみないと分からないと言う部分は勝ちパを安心して任せられない部分です。
今キャンプでは紅白戦でも良い球を投げていますし、昨年もキャンプでは打者を圧倒するストレートを投げていました。
一昨年はストレートが走らずに期待外れなシーズンとなりましたが、昨年はしっかり投げていました。ただ、昨年のように敗戦処理ではなく僅差ゲームを任せられる投手にならなくてはいけません。
ライオンズ中継ぎ陣の中では、トップクラスに三振を奪える投手ですので、ストレートが走れば勝ちパを担える投手です。
平良投手が先発転向し、増田投手に衰えも見られ、ティノコ投手はまだ未知数ですので、現状では水上投手を中心に三振が奪える宮川、森脇投手が勝ちパを担える状態にしなくてはなりません。
今季は、平良投手が先発転向しても十分中継ぎはやっていけると思わせる活躍を期待したいです。
Source: 埼玉には何もない。
勝ちパ候補。期待に応えられるか。