スモールベースボールは限界か?





スモールベースボールは限界か?

国際大会ではスモールベースボールを行うのが主流の日本野球は、今や特殊となってきています。

記事を要約すると、

メジャーでは、あくなき合理性の追求と絶え間ない変化を続けています。今や常識と思われていた事が変化もしています。

例えば、メジャーはストレート中心、日本野球は変化球中心という今までの常識は変わってきています。

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また、元々メジャーではバントが日本よりも少ないですが、その差も大きく開き8倍となっています。

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メジャーが変化している要因はシンプルで、その方が効果的だからです。

ストレートよりも変化球の方が打たれにくいというデータから変化球が増えましたし、先日平良海馬投手の発言で記事にもなりましたが、ストレートが武器の投手は、日本ではアウトローが原点と言われていますが、低めよりも高めの方が空振りを取りやすいというのがメジャーでの主流の考えです。

また、バントに関しては統計的にも多くの場合得点を増やすのに有効な作戦ではないという事から、メジャーでは選択することが減っています。

投手のレベルが上がり連打が難しいため、バットを強く振って長打を狙うことが得点への近道、というのが常識となっています。

自己犠牲により進塁打を良しとする、スモールベースボールとは違った考えです。

これらは勝利を合理的に追い求めた結果、メジャーが行きついたスタイルです。

松井監督の口ぶりから今季のライオンズは、そのスモールベースボールになると思われます。

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メジャーと日本野球では野球自体の違いもあるので、一概にどちらが優れているとは言えませんが、個人的にはチームのために一致団結する短期決戦ならまだしも、長いシーズンではスモールベースボールは優勝は難しいと考えています。

今季のライオンズは戦力的に仕方ないとはいえ、走魂を掲げスモールベースボールのように繋ぐ野球をしようとしていますが、これで勝ち上がるのは難しいと感じています。

記事にもあるように、バントするということは1点ならともかく、得点力をアップさせるにはある程度連打を必要とします。

昨年の貧打を見て、連打が出きる気がしません。

昨年のファームでも、二桁ヒットを放ちながらほとんど単打だった事でロースコアになった試合もありましたが、やはり得点力を上げるには長打です。

何も、確率的に低いホームランばかり狙えという訳でなく、またそういう事が出来る大砲はライオンズには山川選手しか居ませんので、2ベースを増やすことが出来ればと思います。

それにはパワーあるスイングが出来なければなりませんし、松井監督の掲げる足もあると尚良いです。

終盤の1点を取りに行く展開なら、バントで進めて一打に賭けるという作戦は理解出来ますが、初回からランナー出たら常に進塁を心掛ける作戦はやめてもらいたいです。

今季の戦力だとそういう作戦しか得点力を上げられないという考えに行きついたのかも知れませんが、それならば球団が今後のドラフト戦略や外国人補強の方針をもっと大きな目標のために修正したいです。

個人的には、それは山賊打線の復活です。

今季は無理ですが、将来的に目指したいです。

大味なイメージがありますが、実際は盗塁成功率も高く守備も良かったのが当時の山賊打線です。

FA流出により山賊打線は維持できず崩壊しましたが、あのような打線を将来的に組める陣容を揃えたいです。

時間はかかると思いますが、山賊打線の構成メンバーはライオンズが自前で育てた選手のみで構成されていましたし、もう一度組めるようにスカウティングと育成で成し遂げたいです。

ディフェンシブな野球にも良い所はありますが、現状他球団を圧倒する投手力ではないので、得点力不足では苦しくなるのが想定出来ます。

打線に長打力を持たせるための今季の追加補強はないと思いますので、今季は誰か覚醒してくれと祈るしかありませんが、来季以降は将来を見据えた打線構築を考えてもらいたいです。

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Source: 埼玉には何もない。
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