出てこい右の大砲 ソフトバンク秋山元監督連日の熱血指導 リチャードに「ファンを楽しませる打撃を」
柔和な笑みを浮かべていた秋山氏だが、この日は正木以上に話し込んだ選手がいた。今年でプロ6年目。育成出身ながら、右の「ロマン砲」と呼ばれるも、なかなか殻を破りきれずにいるリチャードだ。フリー打撃後、隣を通った際に呼び止めると、そこから20分以上にわたってアドバイスを送った。
「(リチャードは)考えすぎなんだよな。2ストライクに追い込まれたら、三振しないようにと思うらしい。そうじゃねえって。ファンはおまえに何を期待していると思う? 当てにいく打撃じゃねえだろって。ファンを楽しませる打撃をしないと。2軍で20本以上も本塁打を打ってんだから、力はあるんだからって」
身ぶり手ぶりを交えて打撃指導を行った正木の時とは対照的に、リチャードには対話での指導が主だった。藤本監督もその場に居合わせたが、3人で笑うシーンも多く見られた。右の大砲育成は球団の重要課題でもあるだけに、チームとしても非常に有効な時間となったのではなかろうか。
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Source: ホークス速報
元ホークス秋山幸二、リチャードにも熱血指導「追い込まれたら、当てにいく打撃じゃねえだろ」