ライオンズ春季キャンプは今日から第3クールです。
1週間遅れてのキャンプインとなりましたが、今週からは実戦形式での練習も増えてきます。
毎年この時期は仕上がりが早い投手が多いので、野手は物足りなく見えてしまいますが、キャンプ、オープン戦と調整し開幕までには仕上げてもらいたいです。
走魂を掲げた松井ライオンズは、戦力的にディフェンシブな戦いが想定されます。
投手と守備で守り勝つ野球を目指すことになりそうですが、投手も以前より良くなっているとはいえ、そこまで盤石ではないため、やはり昨年の得点力不足は解消しなければなりません。
ただ、その打線から森友哉が抜け補強もなかった事から頼りにしたいのは外国人となります。
そこで、第2クールまでの新外国人選手の振り返りです。
ペイトン選手
小柄ながらパワーもあり、走攻守にバランスの取れた外国人外野手との触れ込みです。
先日のBPでは、髙橋光成投手からヒット性の当たりもありました。強い打球も打てていましたが、まだ調整段階ですし打球はそれほど上がりません。
アッパー気味のスイングという事もあり、アメリカではフライ打球も多かったですが、これから状態を上げて飛距離も出していきたい所です。
パワーは触れ込み通りありそうです。ただ、現状はやはり中距離ヒッターという所です。
守備に関しては、外野ならどこでも守れるとの事ですが、守備範囲を考えると個人的にはレフト中心が良いと思います。
走塁練習も一生懸命やっています。アメリカではそこまで春季キャンプで追い込む事はないため、日本のキャンプが新鮮なようで、今の所は真面目にやってます。
ホームランバッターではないため、走塁部分も手を抜かずに意識してプレイしてもらいたいです。
マキノン選手
本職はファーストですが、サードの守備練習を集中的に行っています。
球団としてもサードを想定し獲得しましたので、後は現場がサードで使えるかどうかを見極める必要があります。
シートノックでは動きが良いですが、今後増えてくるであろう試合の中での打球、送球判断は確認が必要です。
黒田コーチからは、ファーストの動きと評されていましたので、試合の中での動きも注目となります。
サードが無理ならファーストか指名打者になりますが、どちらにせよ打てなくては使えません。
その打撃ですが、先日のBPでは仕上がりの良かった平井投手に手玉に取られる様子も見られました。
まだまだこれからだと思いますので、打撃の方も状態を上げて行きたいです。
ティノコ投手
先日のBPで登板をしました。
まだ全力ではないでしょうけども、今後の実戦では自慢の速い球で空振りを取るシーンを増やして行きたいです。
キャンプではフィールディングの部分で不味いプレイもありましたので、ランナーを背負った場面でのフィールディングやクイックといった部分も実戦形式の練習で確認が必要です。
勝ちパ入りを期待されての獲得ですので、これから状態を上げて行きたいです。
今季のキャンプは久しぶりに外国人も始めから合流しています。
日本野球への適応という部分以外にもそれぞれ課題もありますので、現状の新外国人選手のプレイを見る限りキャンプの期間があって良かったです。
特にマキノン選手のように、本職ではないポジションで起用を考えているなら尚更です。
あまりキャンプから飛ばしていかない外国人選手ですので、今後のオープン戦でどうかを判断し起用法を考えたいです。
Source: 埼玉には何もない。
【西武】ここまでの新外国人選手!