2年目となるエンス投手もブルペン入りしました。
#エンス 投手も今日ブルペン入りしました。
昨年10勝あげた、頼もしい左腕の投球をご覧ください!
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3A無双左腕として大きな期待をされて来日した昨季は、二桁勝利をあげる活躍を見せました。
3Aでは山本由伸投手クラスの成績でしたが、日本ではそこまでとは行かないまでも、ローテを担ってくれたのはチームとしても大きかったです。
2年目となる今季は対策も取られるため、勝負所です。
同じく昨年二桁をあげた與座投手同様に、昨年は初見殺し的なものだったとならないようにしたいです。
エンス投手はほぼストレートとカットの投手ですので、相手打者からすれば狙い球を絞りやすい投手です。
昨季はそれでも球威で押していくパワーピッチでねじ伏せましたが、今季はどうでしょうか。
一応、他の球種も投げられます。
来日してすぐはまだ適応が出来ていない事もあり、自慢の球威を活かせていなかったため、スライダー、カーブ、チェンジアップと変化球を織り交ぜた投球でした。が、変化球はイマイチで本領発揮とは行きませんでした。
ただ、古賀捕手とバッテリーを組んだ辺りからパワーピッチの投球に変わり好投が続きました。
古賀捕手も細かい制球を求めるのではなく、ゾーン内で勝手に散らばる事を想定した良いリードで、エンス投手を引っ張りました。
今季は正捕手候補として古賀捕手が扇の要を担いますので、エンス投手とのバッテリーで勝ちを積み重ねたいです。
2年目となる今季も活躍するためには、課題を克服しなければなりません。
課題は使える球種の少なさと対左打者です。
対右打者には.189に対して、左打者には.289と左投手ですが左打者を苦手にしています。
この辺は佐藤投手と似ているのですが、左打者のインコースにストレートを投げきれないため外中心になり、球種の少なさもあり狙い球、コースを絞られ打ち込まれてしまいます。
ただ、不十分とはいえ佐藤投手よりはストレートが安定してますし、左のインコースにストレートを投げ切れた試合もありましたので、安定してそれが出来るように今季はしたいです。
球種の少なさに関しては、相手打者の慣れも懸念されます。今季は2年目なので相手も分かった上で打席に入ります。
何かストレートを活かすための使えるレベルの変化球を身に着けていれば良いのですが、この辺は今後のオープン戦で確認です。
個人的には、エンス投手の場合は中途半端な変化球を投げるよりも、持ち味のパワーピッチで行けるところまで行き、その後は第2先発的なロングリリーフに任せるのが良いと思います。
何度も書いてますが、5、6回くらいまで全力投球で球威を活かした投球をし、相手も慣れてくる3巡目辺りからは第2先発的なロングリリーフに任せる試合があっても良いと思ってます。
昨年の終盤は、中継ぎ陣が前半戦の登板過多の疲労で崩壊しましたし、その反省も活かして先発+ロングリリーフで試合を作る日を今季は作ってもらいたいです。
球種は少ないがパワーピッチである程度まで抑えられるエンス投手登板日は、それをやるには丁度良い日ですので、王道起用だけでなくそういった奇策も検討してもらいたいです。
昨年のように上手く勝ちをあげられるかは分かりませんが、補強のないライオンズにとって助っ人の戦力化は絶対です。
球威あるストレートは十分武器ですので、エンス投手を活かせる使い方でチームの大きな戦力にしたいです。
Source: 埼玉には何もない。
2年目も活躍出来るかエンス投手!