森下を救い、チームを救った2つのプレー❗





森下を救い、チームを救った2つのプレー❗

対横浜DeNAベイスターズ

2試合連続となった延長戦は、昨日の初戦が勝ちきれなかった悔しい負け、そして今日の2戦目が劇的なサヨナラ勝ちでした

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91191失点と本当に頑張った先発の森下暢仁

昨日大地で負けたのなら、今日の森下は絶対に負けられない。

それほど重要な今日のゲームでした。

今日の森下は、初回からストレートの走りもよく、カットもカーブも決まっていて、緩急も上手く使えていました。

今シーズン一番の出来でしたね。

しかし、そんな時にかぎって援護出来ない打線。

何となく、カープあるあるだったり、野球あるあるだったりします。

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今日のもう一つの朗報は菊池涼介のスタメン復帰

11つのプレーだと、セカンド上本も菊池にひけを取らずにとても上手い。

でも、菊池がセカンドにいるとなんか、内野全体、守備陣全体が締まるんですよね。

なんかね、司令塔か管制塔みたいな感じがしませんか?

菊池の野球脳が、守備陣全体を引っ張るみたいな感じ。

上手く言えませんが、菊池が張り巡らせるレーダーみたいなものがあって、それに周りの選手がついていって凄いプレーが成り立つみたいな感じです。

復帰戦の菊池は、バットからは快音が聞かれませんでしたが、4回表の守りで、やっぱり大きな仕事をしました。

森下が、今日初めて2人のランナーを背負った、ワンアウト12塁。

それも、菊池が追いつきながら送球しても全く間に合わない内野安打でランナーを出した後、

4番の牧を意識し過ぎて、勝負出来ないストレートのフォアボールでの12塁。

こんな時のソトは危ないというこの場面。

2球目を打った打球を、菊池がタイミングを合わせてジャンプ一番、好捕

さらに、そこから着地するかしないかのタイミングでセカンドに送球し、飛び出していたセカンドランナーの楠本もアウトにしました

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菊池はジャンプして降りながらランナーの楠本しか見ていませんでしたね。

菊池は1つの高度なプレーをやりながら、常に1つ先を見ています。

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5回の先制点献上の場面。

ここだけは残念&反省ですよね。

今日は、キャッチャー坂倉の足りない部分が出たゲームでもありました。

先頭の大和にヒットを許し、7番倉本の打席。

DeNA三浦監督は、0-1からヒットエンドランをかけ動かしてきました

しかし、強いストレートで空振りを取り、セカンドは余裕アウトのタイミング

これは、今シーズン初の盗塁阻止か・・・と思いきや、送球がワンバウンドし、セカンドセーフ・・・
 
坂倉はキャッチャーの練習が出来ていないのでしょうか・・・

ここで、森下が踏ん張って、倉本を一番欲しい三振

さらには、8番山本を見事過ぎるストレートで見逃し三振

こうなると、後は9番の上茶谷を抑えるだけでした。

なのに・・・

初球のカーブへの体の動きと、2球目のカーブへのバットの止め方で、ストレート狙いは明白でした。

今日の森下のストレートなら押し込めると思いましたが、少し高かった分、打球は詰まりながらもレフト前へ。

堂林前進これは十分刺せる

すると、えーっ

坂倉がこのワンバウンド送球を捕球出来ず、タイミングアウトだったのに、先制を許す結果に・・・

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大体、このランナーはとっくに消えているはずだったのに、残してしまった上にホームへの生還を許すなんて、まるで、DeNAの味方をしたような守備・・・

森下がよかっただけに、こんな先制点の献上の仕方は、足を引っ張ったとしか言いようがないです。

さらに、坂倉は10回にも盗塁を許していて、これもノーバンで投げていたらアウトでしたよね・・・

だから、私はキャッチャー中村奨成を育てて欲しいと、ずっと言っています。

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頑張る森下を援護したいカープ打線は、結局上茶谷を攻略することは出来ませんでしたが、

もう1回は行くと思われた上茶谷は打順が回らない699球で降りました。

三浦監督はリリーフで逃げ切る作戦を取りましたね。

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エスコバーは強敵ですが、連投となると、カープにもチャンスがあると思いました。

すると、この打席では坂倉が一矢を報いるキレイなヒットで出塁。

ここで、小園がラッキーボーイ的な働きをします。

バントを決められないのは、心配した通り。

でも、2球目に打ち上げたファウルをキャッチャーがバント警戒で前に出て見失い、このフライをキャッチされずに済みました。

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これは、ラッキー

こうなると、何かが起こるかも・・・

でも、アッという間にもうピッチャーゴロを打ってしまい、うわ、最悪と思った瞬間

何故か、セカンドの牧はセカンドに入っていませんでした。

エスコバーは打球を捕ると迷わずそのセカンドに送球

ボールも逸れて、オールセーフのフィルダースチョイス。

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ノーアウト12

これは、超ラッキー

続く7番中村健人は、バントの構えからしっかりボールを見極めるいい仕事

フォアボールをもぎ取って、ノーアウト満塁

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ここで、佐々岡監督が動きました。

田中広輔に代えて代打長野

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長野は初球、2球目を見るかぎり、前に飛ぶ感じがしませんでしたが、そこからの修正が見事

ランナーも余裕で帰し、セカンドランナーもサードに進む、犠牲フライのランクとしては最高の大きなライトフライを打ち上げました

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11

さらに、ワンアウト13塁。

ネクストでは會澤がバットを振っていましたが、これは長野で点が入らなかった場合でしょう。

打席には予想通り9番森下がそのまま入りました。

そして、サインは予想通りセーフティースクイズですよね・・・でも、私は、この場面では、きっちり初球スクイズを出して欲しかった。

森下はバントが非常に上手く、外されても当てる技術があることは証明済み。

このセーフティースクイズの結果は、心配した通り、森下のバントが非常に上手かったにも関わらず、小園はアウトでした。 

ノーアウト満塁はたった1点の同点止まり。

細かい所で、もう一歩足りません。

ただ、森下は本当に素晴らしく、8回のピンチも強い球で凌ぎ、

9回のマウンドにも登って、その9回に本日最速タイの153km/hを出しました。

ここで、今日いちのビッグプレー

思えば、この時、劇的なラストの予兆があったんですね。

ツーアウト1塁で、打席には今日森下から2安打の大和。

2球目を捉えた打球は、センター西川の頭上を襲いました。

ツーアウトからこの打球が越えると、まずい・・・

西川は全力で背走し、最後は目一杯腕を伸ばしてキャッチ

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マウンドでは森下が、両手を上げて手を叩き、龍馬のプレーを称えました。

よし、こうなったら、後はサヨナラを決めるだけ

9回で決めてくれ

9回完投の森下に勝ちを頼む

すると、坂倉が見事に先頭ヒットで出塁、さらには、小園が珍しくナイスバント

DeNAベンチが6番中村健人を申告敬遠したところで、バッターは田中の後サードに入っていた矢野への代打會澤。

ピッチャーはここで田中健二朗から平田へ代わりました。

昨日のサヨナラのチャンスではダメでしたが、ここでは頼む・・・

しかし、會澤に1本は出ず、森下への代打松山は、本当に本当に残念な見逃し三振

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いくら、意表を突かれたカーブでも、カットくらい出来るでしょ。

これで、森下の勝ちのチャンスはなくなり、チームの負けの可能性も残りました。

これで、2試合連続の延長戦・・・

10回表は誰かな・・・

一番手はケムナ誠でした

先頭、その次を抑えましたが、

ツーアウトから関根のヒットと、坂倉のワンバウンド送球での盗塁成功。

そして、代打桑原のカウントは3-2となり、勝負の1

ここで、見事なストレートがアウトコースに決まりました

見逃し三振

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ようし、決めろ、カープ

もう決まるならホームランしかない。

ホームランがないカープですが、この回1番堂林からホームランだけを願いました。

DeNAのピッチャーは今日が誕生日の三嶋。

あー、今日の堂林は全然でした、なんと4三振・・・

しかも、どうしても出塁して欲しい場面で、フルカウントからのボール球に空振り三振。

ベンチでは、頭を抱える後輩達・・・

2番菊池、ホームランありそう。

いけー。

しかし、打球は、フェンスまでは届きませんでした。

うー風がもうひと押ししてくれればという、大きなライトフライでツーアウト

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ツーアウトランナーなしで、3番西川龍馬

ここでも願うはホームランのみ・・・

頼む、頼む・・・

1-1からの3球目~~

これは行った~~

この打球は切れません。

龍馬曰く『芯だったらファウル、逆に詰まってよかった』という、素晴らしいサヨナラホームラン

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よっしゃぁ

21

カープ、負けられないゲームで、今シーズン3度目のサヨナラ。

チームメイトに揉みくちゃにされ、有り難うという風に、佐々岡監督、森下にハグされる龍馬

ミスもあり、重かったゲームを、龍馬が最高の形でけりをつけてくれましたね。

守りで森下を救い、バットでチームを救った龍馬

誠也がいない今シーズン、龍馬がチームを引っ張ります

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